リサイクル店でもらった冊子。
配布元は、特定非営利活動法人 WE21 ジャパン。
内容は、サイトに掲載されてない様子。
特集の見出し、概略を引用します。
特集 ウラン鉱山に生きる人びとと私たちのつながり福島の原発事故から1年が経ちました。東京電力の原発で使われていた燃料ウランの一部は、オーストラリアの先住民族の人びとが暮らす地域で採掘されたものです。ウラン鉱山は、ウランを利用する工程(核燃料サイクル)の中で放射能汚染物質が最も多く出ると言われています。そこに暮らす人びとは土地を奪われ、放射能で汚染された地域で生きることを余儀なくされてきました。今回はオーストラリアのウラン鉱山に生きる人びとと私たちのつながりを考えます。経済的な結びつきが強い日本とオーストラリア・日本:原発のはじまり~ウラン輸入・オーストラリア:ウランは輸出商品ウランの採掘地域で暮らす先住民族の人びとオーストラリアの鉱山で採掘されたウランは、日本の電力会社へも売却されています。鉱山で働く人びとは被曝し、積み上げられたウランの残土や廃液で先住民族アボリジニーの土地や暮らしが脅かされています。ウラン鉱山の採掘現場では、いったい何が起きているのでしょうか?・今も脅かされるアボリジニーの命と文化・世界遺産につくられた鉱山・日本のためのウラン鉱山-残された大量のゴミ・精錬のためにくみ上げられる地下水・町からやってくる若者の働き場・暮らしが壊されるアボリジニーオーストラリアからウランの採掘を止めたいアボリジニー ピーター・ワッツさん(オーストラリア非核連合共同代表)のメッセージ
(脱原発世界会議HP映像アーカイブより一部抜粋)まとめウランの採掘、原発の使用、使用済み燃料の再処理・処分という一連の工程には、最初から最後まで、人体や環境を破壊し続け、暮らしや命を危険にさらす放射性物質という、人間には解決できない問題がついてまわります。私たちはこれからの暮らしの中で、どんな電気を使っていきたいのかを考え、その思いをまわりの人に伝えて、働きかけて、日本の地域で循環できる安全なエネルギー資源を使っていくことが、今、求められています。それが、日本に暮らす私たちが世界の人びととともに平和に暮らしていく、第一歩になるのではないでしょうか?
「たとえばエネルギーのコンセプトを語っていると言いながら、実のところはお金について語っていることに非常に怒りを覚えたのです」-ヨアヒム・チルナー監督
国内の記者会見。
■人形峠のウラン残土 - 映画『イエロー・ケーキ ~ クリーンなエネルギーという嘘』に寄せて
人形峠は日本国内、ウラン採掘場があったところ。
列席者の土井淑平さんは、ウラン残土市民会議運営委員の方。
「ウラン残土は人形峠周辺で45万平方立法メートル。日本のすべての原発と核施設から出た低レベル放射性廃棄物の2.5倍が放置されている」
人形峠、ウラン採掘に関する日本のテレビ番組。
■世界のウラン産出地に昔からある禁忌
■人形峠のウラン残土 - 映画『イエロー・ケーキ ~ クリーンなエネルギーという嘘』に寄せて
人形峠は日本国内、ウラン採掘場があったところ。
列席者の土井淑平さんは、ウラン残土市民会議運営委員の方。
「ウラン残土は人形峠周辺で45万平方立法メートル。日本のすべての原発と核施設から出た低レベル放射性廃棄物の2.5倍が放置されている」
人形峠、ウラン採掘に関する日本のテレビ番組。
■世界のウラン産出地に昔からある禁忌
イエローケーキ、被曝について。
■イラクの村、放射能汚染の影 8年経てがん相次ぐ
記事の文末に、「イエローケーキからウラン235を抽出すれば核兵器の原料にすることも可能。回収されたイエローケーキはその後、カナダに搬出された」とあります。
核兵器とウランについて。
・オーストラリアのウラン採掘は、1950年代にイギリスが核実験用に採掘したことから始まりました。・天然のウラン鉱石に含まれているウランのほとんどは、核分裂を起こさない種類のウラン238であり、原発や核兵器に使用できる核分裂を起こしやすいウラン235は、一般的には0.7%しか含まれていない。そのため、イエローケーキはアメリカなどのウラン濃縮工場でウラン235の含有率が高められ、原発(3~20%)や核兵器(80~89.9%)に使用される。(冊子より引用)
アメリカは、日本にとってウラン輸入の第三国です。
原発と核兵器の関係について。
小出裕章さんは、こう指摘してます。
「高速増殖炉を諦めない最後の理由:超優秀な核兵器材料」
■土井淑平・小出裕章講演in米子(日教組中国地区協議会青年部主催)
検索を一通りしおえて、ある本を注文しました。
きっかけは、下記の推薦文。
「アメリカ先住民が居住区に押し込められてゆく歴史と血塗られたアメリカ合衆国の建国の歴史とは表裏一体のものです。その歴史は、アメリカ・インディアン闘争史「我が魂を聖地に埋めよ」(デイ・ブラウン著、鈴木主悦訳 思想社 1972年)に詳しく書かれています。この本は現在のアメリカの有り様を理解するためには非常に参考になります。是非一読をお勧めします」よくわかる原子力 - 「少しの燃料で大きなパワー」というけれど ーちいさなウラン燃料が出来るまでー
読み応えがありそうです。