パソコンブラウザ「Internet Explorer11」を使ってますが。
2014年4月下旬、危険に晒されるので別のブラウザを使えとの報道あり。
現在「ie」でウェブ検索すると、「脆弱性」がトップ表示されます。
いまさらどしたの?( ・Д・)
「IE」とは、Microsoft社によるインターネットブラウザアプリのこと。
Windows機に標準装備されているので、普及率がとても高い。
それゆえアタックされやすいとして、脆弱性は度々話題になっています。
なぜ今回これほど大騒ぎになっているのか?
タイミングとして、XPのサポート終了があると思います。
XPとは、Microsoft社のOS、Windows XPのこと。
このサポートは、4月に終了しました。
今回の脆弱性については、5月中にも修正プログラムが提供される見込みですが。
XPにおいてはサポートが終了しているので、修正プログラムが提供されません。
そして、このXPに標準搭載されているのが、IE6。
XPユーザーは、いよいよインターネットに繋げづらくなった次第です。
※追記
XPにも提供されることになりました(^^)
MSコメントからすると、やはりXPと関連付けて大きく報道されたようです。
さて、肝心の対策。
今回の危険性について。
IEでインターネットに繋げば、必ず被害を受けるわけではありません。
悪意のあるサイトに繋げた場合、パソコンに侵入される恐れがあるという内容です。
したがって、知らないサイト(URL)にアクセスしないことが、まず大事。
とりあえずの回避策としては、IE以外のブラウザを使うこと。
IEを使いながらも回避策をとりたいなら、Microsoft社の回避策を行う。
※Microsoftの回避策には、パソコン通でないと難しい項目があります。
間違えると涙目の事態に陥るので、実行時はお気をつけください。
※追記
修正プログラムが提供されましたので、Microsoft回避策は行わずに済みます。
アクセス先への注意は、引き続きよろしくどうぞ。
それから、IE以外のブラウザを使う場合。
アドオンという拡張機能を経由した被害が非常に多いので。
IE以外だから安全というわけではないことをお忘れなきよう。
また、ブラウザの閲覧行動について。
提供したくない場合は、トラッキング拒否に設定を。
あわせて、セキュリティ設定も確認するのがよいでしょう。
最後にもう一度。
修正プログラムは、早ければ5月中旬に提供される見込みです。
ご参考になれば幸いです。
※追記
5月2日、提供されました。
・米Microsoft、IE脆弱性に対応する修正パッチの緊急配布開始 (Impress Watch) - Yahoo!ニュース
【関連リンク】
・FireFoxの検索ボックスが文字化けしたら
トラッキング拒否について、末文の関連リンクに記載してます。
・win8のデスクトップでIEが反応しなくなったら
わりと発生する現象のようなので、解決策をご参考までに。
・IE「問題解決は別ブラウザー」の声 MSは回避策紹介 - 毎日新聞
わかりやすい。
・Internet Explorer の脆弱性対策について(CVE-2014-1776):IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
図解がわかりやすい。
・マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 2963983
回避策ともども詳細を知るなら。
・IEに危険な脆弱性が発覚、悪用したゼロディ攻撃が出現
前回のゼロディ攻撃に関する脆弱性。2012年9月のことでした。
・全世界ブラウザシェア2014年2月版、IEの独走が続きシェア変動はほぼゼロ - GIGAZINE
IEがどのくらい普及しているかといえば。
・Internet Explorer - Wikipedia
バージョン別のOS対応表が興味深い。
「いまどきIEを使うなんて」って、Windowsにはサーバー機もあるし。
大規模システムでは、汎用機からの移行経験で、再構築に慎重なのよね。