最近の話題に、自分が描いた話を思い出した。その部分だけリンクを記載しようと思ったが、モバイルからは見づらいので、ここに転載。
あらかじめ内容を説明すると、話はこう。「意中の部屋に風俗嬢を呼びつけ、主がドアを開けたところに押し入る」。10年以上前に描いた話です。それではスタート。
ここまで。
「郵便物は?
・・・サンキュ。もしもし?チラシ見たんですが・・・
04XX-XXX-XXXX・・・・・・401号室、田所です。
自分、学生なんで同い年くらいのコがいいんですけど・・・ハイ、ドーモ」
「約束のアルバイト代。帰っていいぜ」「もぅいいんスか?これからなんかするんじゃ」
「子供は寝る時間デショ。風邪ひかねぇようまっすぐ家に帰りな」
「20分で着きマスってさ。車はマンション側に置いて、中で待とう」
「名前が出てないが、合っているんだろうな?」「あぁ、間違いない。出てたところで、”田所”じゃあてにならねぇが」
「田所?柴田じゃなくて?」
「未成年で無職じゃ普通、部屋も借りられねぇデショ。名ばかりの賃貸者ってヤツ」
「!」
「何号室だっけ?」「忘れた。表札見て探すか」
「こんばんわぁー、XX企画です。表札に名前がないですけど、お部屋は401なので、田所様で合ってますよねぇ?」
「えぇ?だって20分くらい前にお電話頂いたんですけど・・・」「しかしこういうのは、どこで見分けるんだ?ただ”マッサージ”だけじゃ区別がつかん」
「VIPって入っているのは、まずそうだな。風俗のイメージがわりと薄いから、結構かわいいコやフツーっぽいのが多いんだぜ?」
「電話番号は04XX-XXX-XXXXで合ってます?・・・じゃぁやっぱりそうじゃないですか」
「だーかーらぁー!401号の田所って人に呼ばれて来たって言ってんでしょ?!電話番号も合っていて、知らないで通用するわけないじゃん!とにかく事務所に連絡するから!!」「・・・あー腹痛ぇ」
「ほかに手はなかったのか?」
「さぁ?もうじき飛び出してくるだろうから、予定通り頼んマスヨ」
携帯電話とかいろいろ時代を感じる。今は知らんが、描いた当時は都内に住むわたしの部屋にも、日々にそれ系のチラシがたんまり投函されたので、考えついた手立て。
最近の話題では他、こういう場面も思い出した。
※画像をクリックまたはタップすると、拡大して見られます。この工藤というキャラ、そういえば本名は朝倉。モデルはなかったが、今にして潜在意識にユーサク・・・と気づいた。
ユーサクといえば、最近、あのフワフワヘアスタイルにしましたよ。秋だから?
【関連リンク】
転載したページは以下。
・『龍印』松岡を訪ねて
・『龍印』敦史を訪ねて
・『龍印』最初から
未完。カット絵と文章から、コマ割り左読み、のち通常の漫画スタイルに。