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画像は、ここ最近のブログアクセス。24日に前日比150倍のアクセスがあり、25日をピークとしながら、平時に比べて多い状況が目下。

アクセスが集中したワケ
150倍とは炎上のようだが、アクセスが集中しているページは「スマホでセキュリティ警告が表示されたら(のり記)」。このページは時々、アクセス数が急騰する。

セキュリティ警告と証明書の関係
セキュリティ警告が表示されやすいタイミングは、大きなニュースサイト、ショッピングモール、ウェブサービスなど、利用者が多いところでリニューアル、仕様変更、新しい機能追加などを行った場合が多い。原因はそのウェブページのセキュリティ証明書において、発行先と発行者が合致しない場合が往々。

どこか大きなウェブサービスで改変でもあったのか

調べてみたが特に見当たらない。アクセス数が急増した頃、NIID(日本感染症研究所)のページでセキュリティ警告が表示されたものの、人喰いバクテリアのニュースながれでアクセスする人数は、さほどでないだろう。

ドメイン管理の厳正化が関係か
アクセス数が落ち着いてきたタイミングで、利用しているドメインサービスから、重要なお知らせメールが来た。内容は、「ICANNのWHOIS情報正確性確認方針に基づき、登録者名義変更の際にメール承認が必要となりました」というもの。冒頭には、登録者名義そのままのユーザーは手続き無用とあった。

アクセス数の急騰に関係あるかもと、ドメインサービスの詳細ページを閲覧したが、ICANNの方針に関するリンクはなかった。ウェブ検索したら、「WWHOIS情報が正確でないドメインについて(GMO)」を見つけた。2015年10月29日付なので、ドメイン管理の厳正化は最近にはじまったことではないらしい。

ドメイン登録数の増加率が11月1日に激減
ドメイン登録数の推移はどうなのか。「JPドメイン名の登録数(累計)の推移(JPRS)」を見たところ、増減しつつも総数は増えている。
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が、月別の増減では直近の11月1日に激減。これがブログへのアクセス急騰に関係したかも。そういえば、増加率が激減した6月の翌7月も、アクセス数が急騰した。度合は今回ほどでなかったが、関係ありそう。
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ドメイン名が存在しないとセキュリティ警告が表示される
ウェブページは存在しても、ドメイン名が存在しないと、発行者とは合致しない。そして、セキュリティ警告が表示されるワケ。

存在しても強制停止される場合がある
ドメイン名の登録推移にくわえ、前述の「ドメイン管理の厳正化」が、アクセス数の急騰に影響したかも。ドメイン管理の厳正化においては、ドメイン名が存在しても、その情報(WHOIS情報)が正確でなければ、強制停止される場合がある。現象としては、ドメイン名が存在しない場合と同様。

以上、アクセス急騰についての考察でした。


【関連リンク】
スマホでセキュリティ警告が表示されたら(のり記)
対処法はこちら。

WHOIS情報が正確ではないドメインについて(GMO)
不正とされる内容が、「-」抜けとか細かいの。

ICANNがドメイン管理を厳正化!WHOIS情報が不正確なら強制停止も | 教会のITサポート:826村
細かい実例。

ドメイン名新規取得時に本人確認フローが追加されました | MISLEAD
登録代行している・されているところは要チェックだがね。

ICANNの組織紹介 - JPNIC
ICANNてなんぞや。

JPドメイン名の登録数(累計)の推移(JPRS) 毎月、増えているわけではない。